- 本を読んでも、何を考えたか思い出せません。
- 感想を書こうとしても、最初の一文が出ません。
- 読書中にわからない言葉が出ると、手が止まります。
読んだ内容を残したいのに、きれいな文章にまとめようとして、書き始められないときがあります。
気になった点はあるのに、どこから書けばよいか迷う方もいるはずです。
この記事では、頭に浮かんだ考えを書き出す「ブレインダンプ」について、以下の三つを紹介します。
- 読んだ内容、感想、疑問から書き始める方法
- 15分を区切りに、思いつく順で書く手順
- 何も浮かばないときの手がかりと、書いた後の見返し方
読書中のブレインダンプは、今読んでいる本について、頭に浮かんだ言葉をそのまま書けば十分です。
正しい要約も、人に見せる文章も、最初から用意する必要はありません。
この記事を読めば、何を書くか迷った場面でも、最初の一行を選び、本へ戻るまでの流れをつかめます。
今読んでいる本を思い浮かべながら、本文で進め方を確かめてください。
読書中のブレインダンプは読んでいる本について書けばいい
読書中のブレインダンプは今読んでいる本の内容について書きましょう。
書く対象を本に絞ると、最初の1行を考える手がかりになります。
- 読んだ内容、感想、疑問の書き出し
- 疲れたときや分からなくなったときの区切り
まず、何を書いてよいのかを具体的に見ていきます。
読んだ内容について書いてみる

ブレインダンプは、考えを最初から整理せず、思いついた順に書いていく方法です。
書く内容を先にきれいにまとめる必要はありません。

いきなり書いてみろと言われても何を書けばいいのわかりません。
いきなり何かを書こうとすると、書く内容が思いつかない場合があります。
好きな本を選んで読書感想文を書いてくださいと言われても、どんな本を選べばいいのか迷った経験が私にはあります。
しかし、読書中のブレインダンプは今自分が読んでいる本の感想を書けばいいわけです。
読んだ直後は内容を覚えているため、感想も浮かびます。
最初から順番や書き方を決めなくても、思いついた考えから書き始められます。
疲れたときや分からなくなったときを区切りにする
ブレインダンプは、まず本を読み、今読んだ部分について言葉が浮かんだところで始めましょう。
何も読んでいない段階から、無理に感想を絞り出す必要はありません。
読書中に浮かんだ考えや、内容への引っかかりを書き出す材料にできます。
先に読み、その後で書く流れです。
私はある程度本を読んだ後、以下のタイミングでブレインダンプをします。
- 2章まで読んで疲れたとき
- 途中で内容がわからなくなったとき

あくまで私の目安でインプットとアウトプットを両立させたほうがいいぞ。
私の区切りを目安にしながら、自分の言葉が浮かんだところで始めましょう。
読書中に15分ブレインダンプする手順
本をある程度読んだら、時間を区切って思いつく順に書きます。
私が今使っているのはGoogleドキュメントで、書く時間は15分です。15分が誰にとっても最適という意味ではありません。
- Googleドキュメントと15分の準備
- 内容、感想、疑問を順不同で書く方法
- 人に見せる文章に仕上げない考え方
最初は、私が書き始める準備から紹介します。
Googleドキュメントで15分間のブレインダンプをする
読んだ本の感想は書く場所と15分の区切りを決めると、完成度を気にせず始められます。
私は本をいったん置き、Googleドキュメントを開きます。
紙のノートをすぐ失くしてしまうため、感想はGoogleドキュメントで管理しています。
紙で管理できる人なら、紙を使っても構いません。
私が書くときの手順は以下です。
- 本を置き、Googleドキュメントを開く
- ファイル名を「本のタイトル 〇章 日付」にする
- 15分間、今の本について書く
時間を区切るのは、完成するまで書き続ける作業にしないためです。
私は15分と決めたほうが、文章の完成度を気にせず書き始められます。
使う道具に迷っている人は、別記事の読書の効率を高めるツール7選で読書環境を検討できます。
この記事では、道具選びよりも、読んだ後に何を書くかへ進みます。
思い出した内容・感想・疑問を順不同で書く
書き始めたら、読んだ順番に整理せず、直前に読んだ内容から浮かんだ言葉を書いてみましょう。
感想を書こうとしても、最初の1文が出ない場合があります。そんなときは、以下のように書き出してみましょう。
- さっき読んだ章では、何を説明していたかな?
- 読んだ部分で、私はどう感じたかな?
- どの言葉から、意味がわからなくなったかな?
書き始めた内容から、本とは関係のない感想や疑問が浮かぶ場合もあります。
違う本の内容でもいいので、まずは文章を書き出してください。
悩んでいるよりも手を動かせば、勝手に頭にいろんな考えが浮かびます。
意味がわからない箇所では「ここがわからない」と正直に残します。
わからない箇所を書いておけば、後で本へ戻る手がかりになります。
人に見せる文章として仕上げなくていい
ブレインダンプでは、文法や漢字を直さず、読んだ内容から浮かんだ言葉を先に書き出しましょう。
後で自分が読み返して意味をわかれば十分です。
上司に見せる報告書とは違い、読書中のブレインダンプは公開する文章を完成させる時間ではありません。

作者への不満やまとまらない感想まで書いてよいのでしょうか。
見せる文章ではないから、文句を書いていいわけです。
例えば、「作者の言い分がわからない!ちゃんと書け!」と自分用のメモに書いても、作者へ直接文句を伝えるわけではありません。
不満も自分の中に残った反応として書き出せます。
SNS・ネットに文句を書かないほうがいいです。誹謗中傷の恐れがあるから。
誰かに見せるわけではないので、文法もいい加減でいいわけです。
人に見せない文章なら、文法のミスや他人からの見え方を気にする必要はありません。
自分で読める程度に残し、まずは読んだ内容や感想を書き出しましょう。
何も書けない場合、分からない言葉から始める
「好きに書いてください」と言われるほど、何を書けばいいか迷う場合があります。
そんなときは、読んだ箇所を思い出す手がかりを探し、分からなかった言葉を疑問のまま書きます。
- 目次や見出しから読んだ場面を思い出す方法
- 分からない言葉や箇所を疑問にする方法
- 私が疑問から書いた実例
まずは、本の目次や見出しを見て、書く入口を探します。
目次や見出しから、読んだ場面を思い出す

感想が出てこないときは、目次や直前に読んだ見出しを見て、読んだ内容を思い出しましょう。
私は何も書けなくなったとき、目次に戻ります。
見出しを読むと、頭の中だけでは出てこなかった話を思い出せる場合があるからです。
例えば、私が目次を見て思い出した例を書きます。
どんな本でも大量に読める速読の本で1章をブレインダンプしているとき、手が止まってしまいました。
そこで、目次を見ました。
チャプター1:内容を知っているから早く読める
どうして速読できないのか?
スキルだけでは限界がある
・・・・
どんな本でも大量に読める速読の本の目次を引用
目次は内容を一文で説明するので、見ればどんなことが書かれているのか内容を思い出せます。
そこから浮かんだ言葉を書けば、感想が止まった後も続きを書けます。
何も浮かばなくなったら目次へ戻り、思い出した内容から書いてみてください。
分からない言葉や箇所を、疑問のまま書く
理解できない箇所も、疑問として書き出せば、次に何を確かめるか考える手がかりになります。
本の内容を理解してから書く必要はありません。
言葉の意味がわからなければ、疑問をそのまま残してください。
私はオスマン帝国についての本を読んだとき、「アンカラ」で手が止まりました。
理解した内容を説明する前に、「アンカラって何だろう」と書きました。
続けて「アンカラってなんだかおいしそうな言葉だな」とも書いています。
ちなみにアンカラはトルコ共和国の首都です。
正確な説明が書けなくても、疑問とそのときの印象は残せます。
書いた後は、本の該当箇所へ戻る、言葉を調べる、もっとやさしい本を探すなど、次の行動を考えられます。
最初の15分ですべての答えを出そうとせず、まず疑問を見える形にしましょう。
書いた内容を見返し、気になった章・ページを早く読む

ブレインダンプを書いた後は、早めに自分の文章を読み返し、次に本で確かめたい箇所を探しましょう。
私は書いた後、時間をあけずに読み返します。
時間がたつと、自分で書いた文でも、何を考えていたか思い出せない場合があるからです。
読み返すときは、以下の点を確かめます。
- 読んだ内容のうち、何を覚えていたか
- 読んでいる間に、何が気になったか
感想が途中で止まった部分も、そのまま見ます。
疑問が残っていたら、読んだ本のどの話題に関係するかを確かめてください。
文章をきれいに直さなくても、次に本で確認したい箇所が見つかれば十分です。
わからない箇所を読む方法については以下のページで解説しています。
最後:今読んでいる本で15分試す
読書中のブレインダンプでは、今読んでいる本について思いついた内容を書けば十分です。
正確な要約や、人に見せる文章を作る必要はありません。
- 読んだ内容、感想、疑問を順不同で書く
- 何も浮かばなければ、目次や分からない言葉から始める
- 書いた後は早めに見返し、気になる箇所を本で読む
まずは今読んでいる本について、15分だけ書いてみましょう。最初の1行は、分からなかった言葉でも構いません。
読む本を選ぶところや読書時間の作り方から迷っている人は、1日1時間の読書法を先に参考にしてください。


