【1冊読み終えた後の次の本の選び方】読書を広げる5つの入口

読書
  • 1冊は読み終えたけれど、次に何を読めばよいのだろう
  • 読みたい本が増えすぎて、1冊に決められない
  • せっかく読書を始めたのに、本選びで止まりたくない

1冊を読み終えた後は、まったく関係のない本を最初から探し直す必要はありません。

まずは、読み終えた本と同じ著者の本を探してみましょう。

同じ著者の本を読み終えたら、共著者、同じテーマやシリーズ、関連人物、紹介記事へ広げます。

新しい本で分からない部分が出てきた場合は、先に読み終えた本と併読しても構いません。

この記事では、次の順番で本を選ぶ方法を紹介します。

この記事ポイント
  • 同じ著者の本を読む
  • テーマやシリーズ・関連人物・紹介記事へ広げる
  • 候補にする著者を3人までに絞る
  • 分からなくなったら、読み終えた本を「攻略本」として使う

読み終えた本には、次に読む本を見つけるための手掛かりがあります。

1冊読めた経験を使いながら、自分で次の本を選ぶ方法を見ていきましょう。

1冊を読み終えたら、5つの入口で広げよう

1冊を読み終えた後は、読んだ本の中にあるつながりを使って次の本へ進みましょう。

次の本へ広げる入口は、次の5つです。

  • 共著者の本を探す
  • 同じテーマ・シリーズの別著者を探す
  • 関連する人物・対立した勢力の本を探す
  • 参考文献・紹介記事から次の著者を探す

同じ著者を含めると、次の本を探す入口は全部で5つになります。

入口探す対象私が本を広げた例
同じ著者読み終えた本の著者による別の本読めた著者の本を続ける
共著者一緒に執筆した著者の本菊池良生氏の『ウィーン包囲』
同じテーマ・シリーズ同じ時代やシリーズの本『オスマン帝国六〇〇年史』
関連人物・対立勢力本に登場した人物・地域・勢力武田信玄から関連人物へ広げる
参考文献・紹介記事ブログで紹介された著者河井大志氏を知った記事

同じ著者なら、文章と説明の型に慣れたまま読める

1冊読み終えたら、その本を書いた著者の別の本を探してみてください。

同じ著者であれば、文章のスタイル・主張をすでに経験しています。

本ごとに内容や構成は異なりますが、初めて読む著者よりも見覚えのある表現を見つけやすくなります。

例えば、サラリーマンを辞めて起業しろという人が違う本で公務員になって定年退職まで働けと真逆のことは言いません。

私は、1冊読み終えられた著者の本を続けて読むようにしています。

読めた本があるということは、その著者の文章や説明が、現在の自分に合っている可能性があるからです。

別の著者へすぐに移ると、新しいテーマだけでなく、新しい文章にも慣れなければなりません。

ただし、その著者が書いた本をすべて読もうとしなくても大丈夫です。

著作一覧を確認して、題名や紹介文に興味を持った本を選んでいきましょう。

次の本を決めるときは、次の順番で探してみましょう。

  1. 読み終えた本の著者名を確認する
  2. 同じ著者の著作一覧を見る
  3. 興味を持てる本を選ぶ

まだ最初の1冊を読み終えるところで止まっている場合は、「1日1時間の読書法」も参考にしてください。

同じ著者の本を何冊か読み、次に読みたい本が見つからなくなったら、別の入口へ移りましょう。

世界史、日本史、ブログの本を例に、私がどの入口から次の著者を見つけたのかを紹介します。

最初は、読み終えた本とのつながりが分かりやすい共著者から見ていきましょう。

共著者の本を探す

複数の著者が書いた本を読んだ場合は、共著者の本を探してみてください。

共著者は読み終えた本のテーマに詳しい別の著者を見つける入口になります。

読んだ本と接点があるため、まったく知らない著者を選ぶ場合より、次に読む本を見つけやすくなります。

私は『ハプスブルク帝国(ビジュアル選書)』を読んだことで、共著者の菊池良生氏を知りました。

共著者を探す方法は簡単です。

以下の場所に書かれています。

  • 表紙
  • 参考文献
  • 奥付
  • 著者紹介

共著者が複数いる場合、全員の本を追わなくて構いません。

同じシリーズの別著者を探す

著者以外に、読みやすかったシリーズも次の本を選ぶ手掛かりになります。

私は『ハプスブルク帝国(ビジュアル選書)』を読み終えた後、『オスマン帝国六〇〇年史(ビジュアル選書)』を読みました。

『オスマン帝国六〇〇年史』を選んだ理由は同じビジュアル選書なら読めると思ったからです。

『ハプスブルク帝国』と同じように、図解や地図が豊富で、文章もコンパクトにまとまっていました。

知らない国や時代を扱った本でも、読み慣れた構成だったため、内容へ入りやすく感じました。

次の本を選ぶ基準は著者やテーマだけではありません。

同じシリーズである「ビジュアル選書」だから読みやすかったです。

他にも有名なシリーズはあります。

  • 「だからわかる」シリーズ
  • サクッとわかるビジネス教養
  • マンガでわかるシリーズ

自分が読みやすいと感じたシリーズも次の本選びに使えます。

関連する人物・対立した勢力の本を探す

同じ人物の本を読み終えたら、その人物と関係のある人物や、対立した勢力の本へ広げられます。

私は『闘神 武田信玄』を起点に、武田信玄と関係する人物や出来事の本へ進みました。

例えば、今川義元、北条氏康、上杉謙信などです。

川中島の戦いのように、武田信玄が関係する出来事も次の候補になりました。

関連人物を探すときは、読み終えた本の中で繰り返し登場した名前を確認してください。

  • 対立した人物
  • 同盟を結んだ人物
  • 家族や家臣
  • 同じ出来事に関わった人物

人物だけでなく、地域から広げる方法もあります。

甲斐から駿河、相模、越後というように、登場した土地を手掛かりにすると、人物名だけでは見つからなかった本を探せます。

参考文献・紹介記事から次の著者を探す

本の巻末にある参考文献や、著者に関係する紹介記事も、次に読む著者を見つける入口になります。

参考文献には、現在読んでいる本を作る際に使われた本が掲載されています。

著者名や題名を確認すれば、同じテーマをさらに深く扱った本を見つけられます。

専門書や入手しにくい本も含まれるため、題名を見て興味を持った本から候補にしましょう。

私はブログについて学ぶために、ヒトデ氏の『「ゆる副業」のはじめかた アフィリエイトブログ』を読みました。

その後、ヒトデブログの「プロのWebマーケッターに聞く!『損してるなぁ』って思うブログの特徴!」という記事を読み、河井大志氏を知りました。

そこから、河井氏の『10年稼ぎ続けるブログを創る アフィリエイト成功の仕組み』を読みました。

このように、本の巻末に掲載された参考文献だけでなく、著者のブログ、インタビュー、対談記事から次の著者が見つかることもあります。

候補にする著者は3人までに絞ろう

関連する本を見つけても、すべて読む必要はありません。本の冊数ではなく、次に追う著者を3人までに絞りましょう。

この章では、候補を次の順番で整理します。

  • すべての参考文献・共著者・関連本を追わない
  • 1人の著者を読んだ後、著者を2〜3人選ぶ

候補を減らすことは、読みたい本を諦めることではありません。

今読む著者と、後で読むかもしれない著者を分ける方法を見ていきましょう。

すべての参考文献・共著者・関連本を追わない

読み終えた本からは、何冊もの候補を見つけられます。

同じ著者の本、共著者の本、同じシリーズ、関連人物、参考文献をすべて調べると、読む前に選べなくなってしまいます。

見つけた本は、必ず読まなければならない課題ではありません。

次の本を選ぶための候補です。

私は、次に追う著者を3人までにしています。

候補が多い場合は、現在の関心から離れている著者を外します。後で読みたくなる可能性がある本は、題名や著者名だけを記録しておけば十分です。

本探しに時間を使いすぎて、実際に読む時間がなくなっては本末転倒です。

候補を集める作業は途中で止め、次に読む本を決めましょう。

1人の著者を読んだ後、著者を2〜3人選ぶ

候補を絞るときは、「本を3冊」ではなく「著者を3人まで」と考えます。

同じ著者の本を何冊か読むと、文章や説明の進め方に慣れながら、その分野の知識を増やせます。

1冊読むたびに著者を変える必要はありません。

著者を選ぶときは、4つの入口から見つけた名前を並べてください。

  • 共著者から1人
  • 同じテーマやシリーズから1人
  • 関連人物または紹介記事から1人

必ず3人を選ぶ必要はありません。気になる著者が2人なら、2人だけで十分です。

3人という数字は、すべての人にとって正しい人数ではありません。

私が候補を増やしすぎないために使っている目安です。

読みたい本を何冊も並べるより、「次に誰の本を読むか」を決めると、最初の1冊を選びやすくなります。

選ばなかった著者や本も、捨てる必要はありません。

後で迷わないように候補を記録したい方は、「本を探すツール8選」で読書管理サービスの使い方を確認してください。

新しい本で分からなくなったら、読み終えた本と併読しよう

新しい本で分からない部分が出ても、読み終えた本へ戻って構いません。

前に読んだ本は、次の本を理解するための「参考書」になります。

この章では、次の2点を紹介します。

  • 読み終えた本を、用語や背景を確認する「参考書」にする
  • 本とのつながりだけでは候補が足りない場合の探し方

私は菊池良生氏の『神聖ローマ帝国』を読んだとき、『ハプスブルク帝国』を横に置いて読みました。どのように使ったのかを紹介します。

読み終えた本を、用語や背景を確認する「参考書」にする

関連する本を選んでも、内容をすべて理解できるとは限りません。

前の本より説明が詳しくなったり、登場人物や地名が増えたりすることもあります。

そのようなときは、新しい本だけで理解しようとせず、読み終えた本へ戻ってみてください。

私は菊池良生氏の『神聖ローマ帝国』を読むとき、『ハプスブルク帝国(ビジュアル選書)』を併読しました。

『神聖ローマ帝国』を読んでいて、人物の関係や場所が分からなくなったときは、『ハプスブルク帝国』に掲載されている地図、家系図、年表を確認しました。

図や年表を見ることで、文章だけでは分かりにくかった人物や出来事の関係を整理できました。

読み終えた本を、最初から読み直す必要はありません。

目次や索引を使い、分からない部分に関係するページだけ確認すれば十分です。

前の本では簡単に説明されていたことが、新しい本では詳しく書かれている場合があります。

反対に、新しい本で省略されている背景を、前の本の図解で確認できることもあります。

次の本で迷ったときに使える「参考書」として、手元へ置いておきましょう。

それでも候補が足りない場合は、ツール記事を使う

同じ著者、共著者、シリーズ、関連人物、紹介記事を確認しても、次に読みたい本が見つからない場合があります。

そのときは、検索サービス、読書管理サービス、図書館など、外部の道具を使って候補を増やしてください。

Amazon、AI、読書管理サービス、図書館などから本を探す方法は、「本を探すツール8選」で紹介しています。

各ツールの詳しい使い方や、見つけた本を記録する方法は、リンク先の記事で確認できます。

まずは、読み終えた本の中にあるつながりを探しましょう。つながりだけでは足りない場合に、検索ツールを追加してください。

最後:この記事のおさらい

1冊を読み終えたら、次の本を何もないところから探し直す必要はありません。

この記事で紹介した選び方は、次のとおりです。

この記事のおさらい
  • 最初は同じ著者の本を選ぶ
  • 共著者、同じテーマやシリーズ、関連人物、紹介記事へ広げる
  • 次に追う著者は3人までに絞る
  • 分からない部分は、読み終えた本と併読する
  • 本のつながりだけで足りないときは、検索ツールを使う

読み終えた本は、過去の1冊ではありません。次の本を選び、内容を理解するための「攻略本」になります。

まずは、読み終えた本の著者名、共著者名、シリーズ名のどれか一つを確認してください。

そこから気になる本を1冊探し、次の読書を始めましょう。

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