- 家でゴロゴロしていも疲れが取れない
- 疲れていたから、いつもより寝たのに頭が痛い
- 休日なのに、イライラしてヤケ食いしてしまう
過剰な休息はかえって心身のバランスを崩し、ストレスや疲労感を増大させてしまいます。
大切なのは、ただ休むだけでなく、質の高い休息とストレスマネジメントを実践することです。
この記事では、「おうちストレス」から得られた知見と本書を読んで私が実践した方法について解説します。
家にいるからといって、必ずしも休めているとはかぎりません。
間違った休み方をしてしまうと、 かえって脳や神経にストレスを与えてしまうのです。
この本では、家にいることで溜まるそんなストレスを、「おうちストレス」 と名付けました。
おうちストレスより引用
1日ゆっくり休んでも疲れがとれないことを学んだ
「疲れているから家でゆっくり休もう」。そう考えて、休日に1日中ソファでゴロゴロ過ごす人は少なくないでしょう。
しかし、ただ家でゴロゴロしているだけでは、本当の疲れは取れないどころか、かえって心身に悪影響を及ぼすことが本書に書いてあります。
休日は昼まで寝て過ごすという人がいますが、過剰な睡眠は逆にストレスとなります。
また、ソファに寝転がってテレビやSNSを眺めていたりするのも、休んでいるつもりでも実際にはストレスを溜めてしまっています。
おうちストレスより引用
私自身、かつてニートだった頃、家でいくらでもゴロゴロできる環境にありながら、一向に疲れが取れず、むしろだるさや倦怠感が抜けなかった経験があります。
当時は「休んでいれば、自然とやる気が出てくるだろう」と根拠もなく思い込んでいましたが、現実は全く違いました。
- 散歩や軽い運動をする(1日30分)
- 趣味を楽しむ
- いつもより30分早く寝る
- 昼まで寝ている
- 昼寝を30分以上する
- 暴飲暴食
人間は適度な活動がないと、かえって心身のバランスを崩しやすい生き物です。過剰な休憩は、皮肉にも逆にストレスの原因となることがあります。
心身の健康を保つためには、活動と休息のメリハリが大切であることを学びました。
「おうちストレスをためない習慣」を読んで実践したこと:6選
本書を読んで私が実践したことについて解説します。
- 作業中断のタイミングを多く設ける
- 毎日の生活記録を取るようにした
- 休日の過ごし方:計画的な行動でリフレッシュ
- 軽い運動でもいいからしてみる
- ストレス解消法を事前に決めておく
- 市販の飲み物を白湯で割る
6つありますので、それぞれについて解説します。
作業中断のタイミングを多く設ける
重要なのは何分やるかやどれくらいの割合で休むかではなく、時間を設定して時間がきたら必ず休むということです。つまり、作業の途中で休むという勇気を持つことです。
おうちストレスより引用
最も基本的なのは「時間が来たら作業を中断する」というルールです。
タイマーを設定し、時間が来たら休むというわけです。
私は他にも、1時間ごとに以下のようなことを実践しています。
- 座って3分間、目を閉じる
- 3分間運動する
- 水を立ってゆっくり飲む
座りっぱなしは血行不良や肩こり、腰痛の原因になります。
そのため、私は1時間あたり30分のペースで運動しています。運動しないと気持ちが滅入り、作業効率がどんどん低下するからです。
ずっと集中していると、後で一気に疲れが噴き出します。作業を中断しても、やっていることを忘れることはありません。
少しだけの中断ですからね。
毎日の生活記録を取るようにした
日々の行動とともにメンタル面の記録ログもつけてみてください。
こういう状況がそろったときにメンタル不調が出やすい、この曜日はとくに気持ちが落ち込みがちだ、などの規則性が見えることもあります。
おうちストレスより引用
これはやった方がいいです。1時間に1回短い文章でいいから、自分の気持ちを書いた方がいいです。
小学生の時に書いて、日記みたいなレベルで全く問題ありません。
いざ「何がストレスなのか?」と振り返ってみても、漠然としすぎていて具体的に特定できません。
月末に「1か月間で嫌だったこと」を思い出すことは難しいです。よほど大きな出来事がない限り、詳細に思い出すことは難しいものです。
過去と現在の自分の状況を比較する具体的な記録がなければ、「なんとなく」そうだったかな、という程度の記憶しか残りません。
だからこそ、毎日の記録が非常に重要であることを学びました。日記みたいなことでいいから、書いておけば思い出すきっかけになります。
書かないことは基本的に忘れてしまいます。後で振り返ることはAIを利用すると楽です。
日々の些細な記録こそが、自分自身の変化に気づき、ストレスのサインを見逃さないための大切な手がかりとなるのです。
休日の過ごし方:計画的な行動でリフレッシュ
休日だからといって生活のリズムを変えずに、いつもと同じ時間に起きて同じ時間に寝ることが、もっとも良いリズムなのです。
おうちストレスより引用
いつもと同じ時間に起きて、寝ることは意外と大変です。
起きて何をやればいいのか困るし、いざ寝る前になるとやり忘れてしまうことやダラダラとネットを見てしまう時があったからです。
私は規則正しい睡眠時間を送るために、休日・平日を問わず起きてやる行動と寝る前の行動を固定しました。
迷わない1日の決め方は、起きる時と寝る時のスケジュール管理です。1日のスタートとゴールを決められるので、1日の過ごし方を決められます。
お昼の時間帯は後回しでいいです。私は趣味の読書やブログを書く作業をしています。自分にとって好きなことをすればいいわけです。
ただ、最初に「好きなことをしろ」と言われても困ります。ええ、私も最初何をすればいいのか混乱しました。
混乱したけど、1日の始まりと終わりが決まれば計画は立てやすいです。最初と最後の行動を決めてしまえば、真ん中の行動は自然と決まります。
軽い運動でもいいからしてみる
ただ座っていても、頭の中では様々な思考が巡り、何も考えないで「無心」でいる状態は意外と難しいものです。
そんな時におすすめなのが、軽い運動をすることです。
1分ジャンプです。その名のとおり、立ち上がってその場で1分ほど跳び続けるだけです。
ジャンプによりふくらはぎの筋肉が動くことで、重力によって下半身に溜まった血液や老廃物が上半身に流されていきます。
おうちストレスより引用
私は、1時間に1分間軽い運動をすることから始めました。1分なら運動できますし、できなかったら30秒で良いと割り切りました。
その場で軽くジャンプを繰り返すだけでも、血行が促進され、気分がスッキリします。
これは、脳を休ませつつ、身体的な疲労を軽減する効果も期待できます。
ストレス解消法を事前に決めておく
リストアップするのは、ストレスによってメンタルに影響がでると、思考も変化して脳がいつもと違う状態になり、「自分が気持ちよくなれること」が思いつかなくなってしまうためです。
おうちストレスより引用
ストレスが溜まってしまった時に備えて、ストレスを解消する方法を事前に考えておくことも非常に重要です。
いざストレスがピークに達すると、考えることすら面倒になります。
「疲れたら、運動すればいい」と今では思いますが、何も思いつかない時は本当に疲れて寝たいという気持ちにしかなりません。
最初は紙でもエクセルでも何でもいいので、目に見える場所にストレス解消行動を書いた紙を貼っておきましょう。
手軽にできる行動がいいです。
- 1分間目を閉じる
- エクセルに感想を書く
- 好きな音楽を聴く
- 友達とチャットをする
- 庭で散歩する
ストレスになる前に、定期的にストレス解消法をしていれば習慣化されます。
市販の飲み物を白湯で割る
レモンを切ったり絞ったりするのが面倒になるくらいなら、市販の果汁100%レモンジュースをぬるま湯で割るのでもかまいません。
おうちストレスより引用
白湯で市販の飲み物を割って飲むと、すごく飲みやすくなります。市販の飲み物は味が濃すぎるからです。
私はこの文章を読んで、家にある牛乳とコーヒーで早速試してみました。
白湯を7割、残りを牛乳とコーヒーという割合で飲んだら、すんなりとコーヒーや牛乳を飲めるようになりました。
牛乳を飲むと時々お腹を壊していたのですが、白湯を入れたらお腹の調子が悪くなることはほとんどありません。
コーヒー牛乳を白湯で割って飲んでいることを、他の飲み物にも応用しています。
- 伊右衛門 特茶
- 綾鷹 濃い緑茶
- クラフトボス ミルクティー
味が薄くなって、私的にはすごく飲みやすいです。
白湯を7割入れているので、熱くて一気に飲めないのも体には良いのかなと思っています。
約30分でちょびちょびと飲んでいるので、結果的に水分補給ができています。
家でゴロゴロしているだけだと疲れる
家でゴロゴロしているだけだと、本当に疲れます。
少しでもいいから体を動かしたり、自分の生活を見つめ直したりした方がいいです。
家でゴロゴロしていると、ストレスがどんどん溜まります。動けるうちに動き始めましょう。
- 家でゴロゴロしているだけだと疲れる
- 作業時間を時間で区切る
- スケジュールは起きる・寝る時を決めておく
- 記録を毎日とる
- 白湯で市販の飲み物を割って飲む
- ストレス解消を最初から決めておく
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