- 先生に新聞を読んでみれば?と言われた。
- 社会人なら新聞を読まないとダメなのか?
- 新聞の方がネットより信頼できそう。
新聞は、社会の出来事を知る上で重要な役割を果たしてきました。
しかし、ネットが普及し、情報収集の手段が多様化した現代において、果たして新聞を「お金を払って」まで読む必要があるのでしょうか?
結論から言えば、私は新聞を買う必要はないと考えています。最大の理由は、図書館で行けば新聞を無料で読めるからです。
そのお金と時間を、もっと有効に活用する方法があるからです。今回は、新聞を買うべきでない3つの理由を解説します。
新聞を買わずに図書館で新聞を読めばいい
新聞を買わなくていい理由は、図書館で読めるからです。
わざわざ高いお金を払う必要もありませんし、読み終わった新聞の管理や処分に困ることもありません。
図書館が、私たち個人の代わりに新聞を購入し、管理してくれているわけです。
しかも、図書館には朝日、読売、毎日といった全国紙から、地元紙やスポーツ紙まで、さまざまな種類の新聞が揃っていることがほとんどです。
特定の新聞だけを読んでいると、その新聞が持つ「バイアス(偏り)」 に気づけない場合があります。
情報収集の観点から見ても、「新聞は少なくとも2紙以上読まなければ危険だ」と言われるほど、多角的な視点が重要です。
図書館なら複数の新聞を読み比べられるため、偏りを避けられるという大きなメリットがあります。

試しに購読してみたいけれど、訪問販売員に無料購読を勧められた後で断るのは気が引ける
その点、図書館なら誰にも気兼ねなく、好きなだけ試すことができます。新聞の購読料が高いと感じるなら、図書館を利用しない手はありません。
図書館は、経済的な負担なく本や情報を楽しめる場所なのです。
新聞を買うべきでない3つの理由
新聞は高すぎる
新聞は高すぎます。定期購読を考えているなら、止めた方がいいです。
一般的な新聞の月額購読料は、約4000円です。仮に月額4,500円とすると、年間では54,000円にもなります。
さらに、新聞を勧める人は「情報が偏らないように」と複数紙を購読することを提案します。
もし2紙購読すれば、年間で10万円を超える出費となります。これほどの大金、何のために払っているのでしょうか?
最近では、大手新聞社が相次いで購読料の値上げを発表しています。2023年には朝日新聞が朝夕刊セットの購読料を月額4,900円に引き上げ、さらに2025年からは読売新聞も月額4,800円に改定すると発表しています。
月額5000円になる日も近そうです。
物価高が進む中で、新聞代は家計に重くのしかかる負担となりつつあります。
正直なところ、この金額を別のことに使った方が、よほど生活を豊かにできるのではないでしょうか?
例えば、年間の新聞代で以下のようなことができます。
- 動画配信サービスを契約する:映画やドラマ、アニメを好きなだけ楽しめます。
- AIの有料プランを利用する:月額4000円のサービスが多いです。
- 投資信託をする:月1000円でも始められます。
定期購読で年間5万円以上も払うのは、どう考えても高すぎます。
特に1人暮らしの方や若い世代にとっては、この出費は大きな負担となるでしょう。「たかが新聞代」と軽視せず、一度真剣に考えてみる価値があります。
新聞は初心者に優しくない
新聞は、すでに基礎知識を持っている人に向けて書かれています。新聞の読書層は専門用語が分かっているです。
新聞の紙面は限られたスペースで構成されているため、専門用語をかみ砕いていません。
例えば、ウクライナとロシアに関する記事を読むと、「クリミア半島」といった地名が当たり前のように使われます。
クリミアの場所を最初から知っている前提で書かれているので、場所が分からない人はウクライナの記事を読んでも全然理解できません。
基礎知識が欠けていると、新聞記事の内容を「理解する」こと自体が難しくなります。
専門用語が並んだ記事を読み進めても、頭に内容が入ってきません。学校の先生に「社会人になるから、新聞を読めるようになるように」と言われても読めないものです。
漫画やイラストをふんだんに使い、親しみやすいキャラクターが解説してくれる本を読んだ方が、よほど効率的に知識を高めることができます。
新聞は、出来事を「知る」ためのきっかけにはなりますが、出来事を「理解する」ためのツールとしては限界があります。
わざわざお金を払って、わからない文章を無理して読む必要はありません。自分のレベルに合った情報源を見つけることが、知識を効率的に蓄積する上で不可欠です。
ネットを使えば無料で情報を収集できる

新聞を読まないと、世の中の出来事から取り残されてしまう。
そんな心配は無用です。なぜなら、今はネットを使えば、無料で国内外の情報を手に入れることができるからです。
海外と日本のニュースサイトをネットでいつでも見られます。
これらの情報源を組み合わせれば、1つの出来事に対しても、さまざまな視点から情報を得ることが可能になります。
もちろん、新聞には「一覧性」という強みがあります。朝刊を開けば、その日の主要なニュースが一覧できるという利便性は確かです。
しかし、この「一覧性」も、ニュースサイトを見れば、「世の中で何が起こっているのか?」を発見できます。その日だけでなく、前日の記事も見ることができます。
情報収集の目的から見ても、ネットの方がはるかに有効です。

ネットにはデマ情報がある。
確かにその通りです。特にSNSで間違った情報を発信する人もいます。
しかし、私がおすすめしたサイトは公共性の高い、長い歴史を持っているメディアです。フェイク情報の確認もしています。
>>【津波】SNSで偽動画や根拠のない“予知”も 安易な拡散に注意
もちろん、長い歴史を持っているからと言って、絶対安全ではありません。疑うことは大事です。
しかし、この情報はどうなのだろうかという時に検証している記事を読んでから事実かどうか判断しても遅くはありません。
最後
新聞を読むなと言っているわけではありません。図書館で読めばいいわけです。
情報収集ならネットで国内外の情報を無料で収集できます。何事も負担なくやっている方がいいからです。
- 新聞を読むなら、図書館を利用する
- 定期購読は高すぎる
- 情報収集をするなら、ニュースサイトでいい
- 新聞は分かっている前提で書かれている
まずは、図書館に行って、いくつかの新聞と気になる本を見てみましょう。
