- 図書館で本を利用すれば便利だけど、だるい
- 図書館を利用してよかったことを知りたい
- どんな人が図書館の利用に向いているの?

図書館を利用してみたいけれど、実際どんな感じなの?
「図書館を利用してみよう」と言われても、実際のところ、どうすればいいのか戸惑う方もいるかもしれません。
図書館が無料で利用できることや、多くの本が揃っていることは知っていても、「実際に行ってみよう」と思うまでには少しハードルを感じることもあるでしょう。
私自身、図書館が無料で利用でき、さまざまな本があることは知っていました。しかし、いざ足を運んでみると、その「さまざまな本」の種類が想像以上に豊富で驚きました。
この記事の結論は「図書館を利用しましょうね。私もいい思いをしているから」です。私が図書館を利用するようになった経緯と図書館を利用してよかったことを解説します。
「あんたの過去話など知らん。そんなことより図書館に行く習慣を作りたい」という人は以下の記事を読んでください。
- 図書館を利用した理由を知りたい人
- 図書館利用に向いている人を知りたい人
- 金がなくても図書館を利用したい人

とにかく図書館に行きましょう。図書館。

行けば人生どうにかなる。
図書館で本を借りる前の私はニートだった
図書館に行く前の私は本を読むのが苦手で、1年に1冊も読んでいませんでした。
家でごろごろしているニート状態で、「息をするのもめんどくさい」と感じていた時期・・・。

1年どころか5年ぐらい本を読んでいなかったよ。
本を買うにはお金がかかりますし、買っても最後まで読めるかわからない不安がありました。
中学生のとき、『ハリー・ポッター』に挑戦しましたが、文章の多さに圧倒されて途中で挫折。
この経験から、「文字が多い本は読めない」「ほかの小説も無理だろう」と思い込んでしまったのです。
ドラゴンボールは読んでいましたが、文章が多い本はまるで読めない日々が続いたものです。
本は1冊1000円以上するものも多く、「お金持ちの趣味だ」と諦めていました。

本を買って読めない時はテンションが下がる。

マンガなら読めたけどね、昔でも。
色々原因はあったが、とにかくニートだったから
図書館の存在は知っていましたが、なかなか利用する気になれませんでした。いくつかの理由があります。
まず、本を読むことに苦手意識があったからです。学校で教科書を音読させられるのが苦痛で、読書自体が嫌いになっていました。
学校の国語で高校か中学の時に「赤点」を取った経験もあります。
大学時代には「難しい本を読むのが大人」という思い込みがあり、子供向けの本を読むのは恥ずかしいと感じていました。
図書館には「本しかないと思い込んでいたこと」も理由の一つです。図書館にはアニメやスポーツ関連の本がないと思い込んでいました。
いえ、すいません。もっともらしいことを言っていますが、やる気なし状態のニートだったからです。
言い訳しまくりで、私は行動しない奴だったんです。

やる気がなくて、過去に読書に対する苦手意識が生まれたようね。

やる気も知識もあんまりなかったね。うん・・・。
【図書館を利用したきっかけ】時間つぶしから始まった読書習慣
私が図書館に通うようになったのは、就職活動をサボるためでした。
ハローワークに行くのにも飽き、家に帰れば親に「就職しろ」と言われるのが嫌だったのです。28歳で無職だった私は、ただダラダラと日常を過ごしていました。
そんなとき、時間つぶしの場所として図書館を利用し始めました。
ただ座っているだけでしたが、何もしていないと落ち着かなくなってきます。周りの人が本を読んでいるのを見て、自分も何気なく本を手に取りました。
1時間もいると手持ち無沙汰になり、自然と読書の習慣がついていきました。
そして、気になる本を借りるようになり、図書館が自分にとって大切な場所になったのです。

就活から逃げた結果、図書館に辿りついたのね。

ハロワより100倍楽しいよ。
図書館を利用するようになって変わったこと
私が本を読むようになったきっかけは、図書館を利用するになったからです。
図書館なら無料で本を借りられるため、気になる本を試しに読んでみても、お金の心配をする必要がありません。
もし合わなければ本を図書館に返せばいいので、「失敗したくない」という気持ちを持たずに本を選べるようになりました。
すべてを読み切るのは不可能なほどの蔵書があると気づいたとき、読書は「勉強しなければならないもの」ではなく、「自由に楽しめるもの」だと思えるようになりました。
こうして私は、本の世界に自然と引き込まれていったのです。
図書館は誰でも気軽に利用できる
図書館は全国どこにでもあり、誰でも無料で利用できます。
本を買うお金がなくても、図書館なら読書を楽しめます。かかるのは交通費くらいで、入館料は不要です。
第十七条
公立図書館は、入館料その他図書館資料の利用に対するいかなる対価をも徴収してはならない。
図書館法より引用
これが「図書館無料の原則」と呼ばれ、誰でも自由に本を手に取れる仕組みになっているのです。
読書に自信がなくても心配はいりません。読書が苦手な人は、まずは興味のある分野の入門書や読みやすい本から始めるのがおすすめです。
たとえば、歴史が好きなら『漫画でわかる日本の歴史』、ガンダムが好きならガンダムの小説版を選ぶと、自然と読み進めやすくなります。
簡単な本から本を選ぶ方法とメリットについて以下の記事で解説しています。
図書館なら無料なので、迷ったらまず借りてみて、気に入った本だけ後で購入するのが賢い方法です。
こうして図書館を活用すれば、読書の楽しさを無理なく感じられるようになるでしょう。
図書館を利用してよかったこと
図書館を利用するようになって、読書が楽しくなりました。
CDやDVDなどの他のメディアも借りられる
アニメやスポーツに関する本は図書館にないと思っていたのが、様々なジャンルの本が揃っていることを知り、人生が楽しくなりました。
たとえば、図書館には『機動戦士ガンダムSEED』の小説があり、DVDも借りることができます。
アニメを見て興味を持ったら、その世界観をより深く知るために小説も読んでみる、という楽しみ方が可能です。

お堅い本ばかりではないのね。

ガンダムの小説とDVDが図書館にあって驚いたものだよ。
小説だけでなく、大河ドラマに関する本やスポーツ選手の自伝など、意外なほど多くのジャンルがあることに驚きました。
さらに、図書館ではCDを借りることができます。
音楽好きならアーティストのCDを借りて聴けます。GEOに行く前に、まずは図書館で検索してみると、思わぬ掘り出し物が見つかります。
最初は興味のある分野から気軽に本を手に取ってみると、図書館の魅力がより実感できます。
本を気軽に試せる
図書館では本を無料で借りられるため、「ちょっと気になるけれど、買うほどではないかな」と迷うことなく、本を手に取ることができます。
たとえば、普段あまり読まないミステリー小説や、ちょっと難しそうな歴史の本でも、気軽に試せるのが魅力です。
お金を払って本を買うと、「せっかく買ったのだから読まなければ」とプレッシャーを感じてしまい、かえって読書が苦痛になります。
図書館なら気負わずに本を試し読みすることができるので、自分に合う本を見つけやすくなります。
このように、図書館は読書のハードルを下げ、本を身近なものにしてくれる場所です。まずは気になる本を1冊、手に取ってみることから始めてみましょう。
本の置き場所に困らない
本を買うと、読んだ後の置き場所に困ることがあります。本棚がいっぱいになり、つい本を紛失してしまうこともあります。
私自身、買ったマンガをよく紛失していました。
しかし、図書館を利用すれば、本は借りた後に返却するため、家に本が溜まることはありません。
収納スペースを気にせずに、気軽にさまざまな本を試すことができます。
さらに、「読んだけどもう必要ない本」を処分するのも意外と面倒なものです。古本屋まで読まない本を持っていくのは大変でしょう。
しかし、図書館なら本を返却するだけで済むので、気軽に本を楽しめます。
図書館は本を読む楽しさを味わいながら、収納や整理の悩みからも解放される便利な場所です。
読書を始めたいと思っている人には、ぜひ図書館の利用をおすすめします。
2週間以内に借りた本を返すルールがある
図書館で本を借りるルールで、多くの場合2週間の貸し出し期間が設定されています。
この「期限」があることで、読書をする上でいくつかの良い効果が生まれます。
まず、本を「返す前に読まなければ」という意識が読書習慣を身につけるきっかけとなるのです。
夏休みの宿題を期限ギリギリになって頑張ることがあるように、本にも期限があると計画的に読めます。
図書館では本をネットで予約できるので、あらかじめ「次はこの本を読もう」と決めておくことも可能です。
歴史好きの方が織田信長に関する本を読み終える頃に、次は豊臣秀吉の本を予約しておくといった形で、計画的に読書を進めることができます。
次に読む本が決まっているため、読書のリズムが崩れにくくなるのです。
貸し出し期間があることで、だらだらと読み進めるのではなく、限られた時間の中で集中して読む習慣が身につきます。
図書館の貸出期間を意識的に活用することで、自然と読書習慣が身につき、読書をより計画的に楽しめます。
図書館に向いている人
図書館は、多くの本を無料で楽しめる便利な場所です。特に、次のような人には向いています。
「歴史の本に興味があるけれど、どれを読めばいいかわからない」という場合、図書館なら気軽にいくつか借りて試せます。また、収納スペースを気にせず本を楽しめるのも大きなメリットです。
一方で、図書館の利用が向いていない人もいます。
「料理中に本を開いて使いたい」という人は、図書館で借りた本を汚してしまう可能性があるので、購入したほうが安心です。
- いろいろなジャンルの本に興味がある人
- 自宅に本を保管するスペースがない人
- 読書の習慣をつけたい人
- 潔癖症の人
- 人気の本をすぐに読みたい人
- 本を汚れやすい場所で使いたい人
図書館の特徴を知り、自分に合った使い方を考えてみましょう。
図書館をもっと活用しよう
図書館は、本を無料で借りられる素晴らしい場所です。お金がなくても、知識がなくても、誰でも気軽に本を楽しめます。
また、「読書が苦手…」という人でも、図書館なら大丈夫。短編小説や入門書、マンガ形式の本など、自分に合ったものを選べば、無理なく読書習慣をつけられます。

暇で仕方ないなら利用した方がいいわ。

ニートな私でも利用できたのだ。
- 私が読書を始めた理由は就活のサボり
- 図書館は気軽に利用すればいい
- 知識がなくても利用できる
最初の一歩を踏み出せば、図書館はあなたにとって大切な場所になるはずです。ぜひ、気軽に足を運んでみてください!