- 今日こそは外に出たいけど、なんだか不安だわ
- 外に出ないと駄目なことは理解しているの
- ひきこもりだと気分が悪いから、外に出られる方法を教えて。
ひきこもりの人はいきなり外に出るぞと気合を入れて結局外に出られません。 私も1か月ぐらいひきこもりの時期があったけど、外に出ることは大変でした。
家の外が危険だと感じて、部屋の中でゲームばかりしていました。
私の記事を読んで、引きこもりの人はすぐに変わる必要はありません。 そんな簡単に変わるなら、ひきこもり問題なんてとっくに解決しています。
この記事ではひきこもりのニートが外に出る心構えから、簡単にできることから解説します。 外に出られないと焦らずに、自分のやれそうなことからをこの記事で発見してみてください。
この記事の内容
- ひきこもりの人は家から近い場所へ外出してみようが結論です。
- ひきこもりになってしまう理由とその対策について書きました。
外に出られないで困っている人がひきこもり
国によるひきこもりの以下の通りです。
様々な要因の結果として、就学や就労、交遊などの社会的参加を避けて、原則的には6ヶ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態のこと。(他者と交わらない形での外出をしている場合も含む。)
厚生労働省のページから引用
国は家庭にとどまっている状態と言っているけど、人によって様々です。私は外に出られないで困っている人がひきこもりと考えています。
- 部屋の中にずっといる
- 家族とも外出できない
- コンビニにも行かない
ひきこもりのなかには外に出られる人もいます。コンビニや図書館に行ける人がいることを知っています。
しかし、この記事では外に出ることに重点をおきます。
引きこもっている以外にも「ニートで人生終わった」と感じている人は以下のページを読んでみてください。
ひきこもりのニートに知って欲しいこと
「人は基本的に他人には興味ない」ー誰が何をしていようとも、人は他人に関心を示しません。ほとんどの人が、自分自身や身近な人や出来事に関心を持ち、他人のことにはあまり興味を示しません。
日々の生活に関わることで普通の人たちは精一杯です。そのため、ひきこもりの人が何をしていようとも、誰もひきこもりに興味を持ちません。
書類を整理している人が「ひきこもりの人は朝どのように生活をしているのだろう」と思いながら仕事をしていることなんてありません。
みんな忙しいので、自分のことを考えて行動しています。なのでひきこもりの人は以下のことを知ってください。
- 誰も話しかけてこない
- ちょっと外に出れば成功
- すぐに外に出れません
誰も話しかけてこない
外に出ると、誰かに話しかけられると不安になることがありますが、実際には誰もあなたに興味を持っていません。
ひきこもりがどうかの判断は外見で判断できません。
有名人なら別です。サインや写真をお願いされます。有名人の中には話しかけられると嫌だから、飛行機は値段の高いクラスを選択します。
あなたは有名人ではないので、話しかけられることはないです。みんな勝手に歩いて誰も見向きしないで、勝手に行動しています。
外に出ると、話しかけてくる変な人がいるわ。
たまに変な人が話しかけてくることがあります。詐欺師とかナンパ師です。そんな人は無視してしまいましょう。
話しかけてくる人は無視されることに慣れているので、大丈夫です。
誰にも邪魔されずに自由に行動できるのは、自分の力で生きていると実感できるいい機会です。
ちょっと外に出れば成功
ひきこもりの人にとって、コンビニに行くことは大きな一歩です。自宅から自転車で10分程度の距離にある近所のコンビニに行くだけで、成功体験を感じられます。
私が知っているひきこもりの友人の母親は、息子が外に出てコンビニに行ったことを聞いて大喜びでした。
「良かった!5年ぶりに外に出てくれた!!最近笑うようになってきた!」
これは大げさだと思われるかもしれませんが、ずっと自宅に閉じこもっていた人が外出することは、本人にとっても周囲にとっても大きな喜びとなります。
私自身も、「友人が外に出かけた」と聞いて一緒に喜んでいました。
すぐに外に出れません
ひきこもり状態が長いと、外に出ることが怖くなります。これは、人間が現状維持を好む傾向があるためです。このような状態を現状維持バイアスと呼びます。
部屋にこもっている期間が長いほど、外に出ることは難しくなっています。
難しいことは当然だけど、すぐに解決できません。 解決できないから、気長にやればいいわけです。
気にしないで外に出てしまえば、家族や友人が喜んでくれます。
外に出てしまえば楽なんだろうけど、上手くいかないわ。
やっぱり無理だなと思う人は外に出られない理由と出る方法について解説します。
外に出て疲れると感じるケース
ひきこもっている人にとって、外の世界は恐ろしいものになってしまいます。外に出ないため、外に慣れていないのがその理由です。
学校に通っていた頃は、退屈だと感じても何となく登校していたものです。それは外出に慣れていたからです。
しかし、ひきこもってしまうと長い間外に出ないため、外に対して恐怖心が生じます。たとえば、以下のようなケースが考えられます。
- 他人の視線が怖い
- 会話することが辛い
- 親に怒られそう
- 事件に巻き込まれそう
他人の視線に緊張する
外出していないと、他人の視線が怖くなってしまいます。人々の視線を感じるだけで、自分が不快な思いをしているように感じてしまうのです。
まるで他人の声が聞こえてくる感じがします。
おい、無職のくせに出歩いているなんて、生意気だな。
きたない服装だな。外に出てくるな。
と、他人から非難されているように感じます。人混みの中にいると、非難されているような気がして混乱してしまい、怖くなってしまいます。
汚い服を着ていないのに、他人の視線が大きなストレスになってしまうのです。
会話が疲れる
ひきこもっている人にとっては、他人と会話することが辛いです。特に、外に出て久しぶりに人と会う場合は、緊張してしまいます。
例えば以下のような場面です。
- レジの会計
- 図書館で本を借りる時
- 駐車場で出入りする時
- 迷子になった人に会った時
そんな時に変なことを言わないか不安になってしまい、ノリのいい返事をしないとダメだと考えてしまいます。
親に怒られそう
外に出ることについて、家族から怒らしまうのではと不安になります。ずっと部屋にいれば、「稼ぎもしないで俺は何をやってんだろう」と思っています。
しかし、外に出てみると言ったら、家族に怒られてしまそうと感じひきこもってしまいます。
親に文句を言われそうだなという不安から、外に出たいと言い出せません。
事件に巻き込まれそう
テレビを見ていると、恐ろしい事件が起きていることを知ります。
- 飲酒運転で園児が犠牲になった
- 通り魔事件がおきた
- コンビニで強盗事件がおきた
凶悪事件に巻き込まれたくないから、外出しません。誰もが事件に巻き込まれたくないと思うでしょう。
もし自分が飲酒運転の車にひかれたり、事件に巻き込まれたりしたら、取り返しのつかない体験をしてしまいます。だからこそ、外に出ることが怖くなってしまうのです。
ひきこもりでも安心して外出先:4選
家から外に出ることができない人にとって、外は怖い場所であると感じています。誰でも、怖い場所に行くことは嫌です。
もし戦争地域に行くよう言われたら、家の都合で行けないと言い訳するでしょう。まずは怖い場所ではなく、安全な場所に行ってみるからはじめてみましょう。
安全な場所としては、家のです。家の周りを歩いたり、庭で過ごすこともいいでしょう。
少しずつ行動範囲を広げていくことで、外に出ることにも慣れていくことができます。
- 自分の家の庭をフラフラする
- コンビニ・本屋に行く
- 図書館へ行く
- 神社に行く
自分の家の庭をフラフラする
自分の家は安全な場所なので、毎日庭に出ることをおすすめします。なぜなら、自分にとって1番慣れ親しんでいる場所だからです。
もし実家に住んでいる場合は、子供の頃から遊んでいた場所なので、危険な場所などありません。
親もいるので、何かあったら救急車を呼んでくれます。家の庭に他人はいないため、そこで歩いていても何も問題はありません。
庭でひとり言を言っても、親には聞こえないでしょう。自分にとってのホームなので、気にせずに過ごしてください。
自分の庭が外出先?違うでしょ。
確かに外出とは言えば、店やデパートに行くのが当然です。誰だって「外出する」と聞けば、家の外に出ると考えます。
けど部屋に引きこもっているなら、まずは部屋から出ることが大事です。ひきこもりにとっては自分の庭でも外出と一緒です。
なので、最初は自分の外である自宅の庭へ行ってみましょう。
自転車の練習をする
自分の庭をフラフラしているときに、自転車の練習をすることをおすすめします。なぜなら、いきなり自転車に乗っても危ないからです。
私はいきなり自転車に乗って、事故に遭いそうでした。ひきこもりで自転車を半年間乗っていなかったからです。
外に出る前に、家の周りでもいいので自転車に乗って感覚を取り戻してください。
- ベルがちゃんと鳴るか
- 車輪がちゃんと回るか
- タイヤに空気があるのか
乗ってみればわかるので、安全な場所である家の庭で自転車を乗ってみましょう。
コンビニ・本屋に行く
コンビニは週に3回行きましょう。コンビニならどこにでもあるので、外出先としておすすめです。
客同士の会話はほとんどありません。何も買わずにコンビニに行っても店員は注意しません。
私が以前コンビニでバイトしていた時も、立ち読みしている客の顔なんて覚えていませんでした。立ち読みしていても、トラブルの元にならない限り大丈夫です。
店員が「いらっしゃいませ」と言ってきても、無視しても構いません。店員も店のルールで「いらっしゃいませ」と言うように指示されているだけです。
レジの会計で基本的に客は返事をしないから、店員の返事を無視しても問題ありません。ただ、店員が「ありがとうございます」と言ってくれたら、私はうれしいです。
コンビニは安全な場所です。店内で喧嘩などに巻き込まれることはありません。ただし、夜になると治安が悪くなることがあるので、昼間に行くことをおすすめします。
図書館へ行く
図書館もおすすめの外出先です。図書館は公共施設で、大きな図書館には警備員が常駐しています。
家にいて怖いと不安を感じる場合は、図書館に行けば安心です。
図書館は静かで、不審な行動をしなければ話しかけられることはありません。
図書館にはさまざまなものがあります。例えば、新聞や雑誌が無料で読めます。本がなくても利用する価値がある場所です。
図書館に行ってみようかなと思う人は以下のページを参考にしてください。
神社に行く
地元にある神社に行ってみましょう。神社は来る人を拒まず、参拝することで気分が良くなります。
何度行っても文句は言われませんし、神頼みは困った時の救いです。手を叩いて目を閉じ、悩みや願い事を神様に伝えることで心が軽くなります。
神社で話しかけられることもありません。迷惑な人がいたら神社の人に相談すれば大丈夫です。
また、神社には階段があるため、運動にもなります。ぜひ足を運んでみてください。
お賽銭の金がもったいないから行っても仕方ない気がするわ。
お賽銭しなくても願い事をすればいいんだ。別に金なんて投げ込む必要はない。
外出する時のセリフ
ひきこもりの人が外に出ようとすると、親に「どうして外出するの?どこに行くの?」と聞かれます。
人がせっかく外に出ようとしているのに「うるさいな~」と感じてしまいます。
しかし、親も心配です。 外に出る気持ちになったのに、親と言い合いになったら外出するどころではありません。 そうならないように、外に出る時に言い合いにならないセリフを紹介します。
- 図書館に行ってくる
- ハロワに行ってくる
- コンビニに行ってくる
とりあえずこの3つを言っておけば大丈夫です。
平凡なセリフね。親は納得してくれるのか不安だわ。
平凡な場所だから親は安心するのだ。
外に出る前に不安を書き出す
普段からやっていないことをしようとすると、不安になります。3か月も外に出ていないと、外の世界が怖くなってしまいます。
その不安を解決するためには、対策や心構えを立てておくことで、不安を軽減することができます。
具体的な対策を考える際には、不安要素を書き出すことが大切です。例えば、以下のような感じです。
- 交通事故が心配→家の周りで自転車の練習をする
- 不良にからまれそう→安全な道を通る・昼間に外に出る
- 階段を踏み外したら嫌だ→運動をしてみる
不安要素を書き出すことで、頭の中でグルグルと考え続けることを避けることができる効果があります。是非、不安要素を整理して、具体的な対策を考えてみてください。
紙に書くだけで不安が解消されるわけね。
「なんだ、そんなことか」で悩んでいたのかと、落ち着くことができるぞ。
外に出て得られたメリット
外に出られるようになって良かったことは以下の2つです。
- 気分転換できるようになった
- いい運動になる
やっぱり外に出ることは気分がよくなります。山や空を見るってとても気持ちがいいです。
気分転換できるようになった
外に出ると、気分がよくなります。今まではストレス発散の方法が部屋の中だけしかありませんでした。
外出は自分のペースで調節できるのが魅力的です。
毎日図書館に行かなければならないわけではありませんし、疲れたら家でゆっくり過ごすこともできます。
また、読書やゲームに飽きたときには、外出してひなたぼっこをしたり、景色を眺めたりするのもいいです。
ストレス発散の方法のひとつとして外出を取り入れてみてください。
いい運動になる
私はよく図書館に行きます。図書館に行くことはいい運動になります。 何故なら以下の行動があるからです。
- 階段を利用する
- 10冊の本を持ち歩く
- 図書館まで自転車で移動する
意外と疲れます。特に、外に出るようになった最初の頃は疲れて、図書館の椅子で10分ほど休憩することがありました。
まとめ:とりあえず外に出られる状態を目指そう
ひきこもりの方が外に出ることは簡単ではありません。しかし、焦らずにまずは家の庭などでも外へ出てみることをおすすめします。
少しずつ外に慣れていくことで、外出することが自然な行動になっていきます。外に出ることで気分転換にもなり、健康的な生活を送ることができます。
記事のおさらい
- ずっとひきこもっていると外に出ることが大変になる
- 大多数の人はひきこもりが外出することに興味がない
- まずは安全だと思う場所へ出てみよう
- 毎日外出しなくていい
家にこもってしまうだけでなく、他にも「毎日が暇でやる気がまったくない」と困っているニートの人は以下の記事を参考にしてください。