- 「バイトを辞める」と文句を言われそうで不安だ。
- そもそも辞めやすいからバイトなのに・・・。
- 引き止められて、イチイチ相談するのも面倒だ。
バイトって辞めやすいことが特徴なのに、「どうして店長はすぐに辞めさせてくれない」と思います。
しかも真面目に働いている人ほど引き止めにあってしまいます。 最近は人手不足だから1人で辞めて欲しくないのが店長の本音です。
では、どうすれば引き止めを避けてバイトを辞められるのでしょうか?
引き止めに合わない方法は、職場に対して過度な貢献をしない人間になることです。
- 前もってシフトをぶち込んでおく
- 大学や就活を優先する
- シフトを減らす
「ああ、あの人は就活忙しいよね~」と上司に思われてしまえば、引き止めに合う可能性は少ないです。
- トラブルなく辞めたい人
- 時間をかけて辞めていい人
- バイトよりも大学生活が大事である人
そもそも退職を引き止める時に脅迫することは違法
アルバイトの方が退職したいという意思を示した場合、多くの職場では比較的スムーズに退職を受け入れる傾向があります。
特に大学生のアルバイトの場合、その傾向は顕著と言えるでしょう。
まともな職場が大学生の退職を引き止めない理由としては、主に以下の点が考えられます。
- 辞めたい人を引き止めても無駄だから
- 給料を上げることができないから
- 労働法で退職は保障されているから
- 仕事より大学が優先されるから
引き止めても無駄だから、バイトがそのまま辞める流れになります。
ただし、退職を引き止める時に暴力やセクハラをやってしまう職場も存在します。それはいわゆる「ブラックバイト」問題です。
(強制労働の禁止)
第五条 使用者は、暴行、脅迫、監禁その他精神又は身体の自由を不当に拘束する手段によつて、労働者の意思に反して労働を強制してはならない。e-Gov法令検索より引用
間違いなくアウトです。違反すると、最大10年の懲役を科せられます。
やってはいけないことをしてしまう人と会話するのが無理だから、退職代行のサービスを利用する人がニュースになったりします。
自分の都合(大学・就活)を優先して、シフトを組めばいい
自分の都合、特に学業やプライベートを優先するアルバイトの方は、比較的退職を引き止められにくい傾向があると言えます。
例えば、就職活動が忙しくなったために、「週4日のシフトから週2日」に変更した大学3年生のアルバイトがいたとしましょう。
そのアルバイトが「就職活動に専念したいので、アルバイトを辞めさせてください」と申し出た場合、上司も状況を理解しやすい状況が生まれます。
これが鉄則です。退学してまでその店でずっとバイトをする人はほとんどいません。
したがって、日頃から上司や職場の同僚に対して、自身の態度やシフトの組み方を通して、「自分は大学生活を優先しています」という姿勢を示すことが、円滑な退職につながりやすくなります。
シフトが少ない人 (週4よりも週2の方が辞めやすい)
シフトを減らした人はバイトからの引き止めを避けられます。週4よりも週2のバイトの方が簡単に辞められます。
週2日のアルバイトの方が辞めた場合、残されたシフトの埋め合わせが比較的容易であるためです。
一方、週5日シフトのバイトが辞めると、代替要員を見つけるのに時間がかかるため、職場としては引き止めたいと考える可能性が高まります。
週2日のシフトで働いている方には、もともとシフトを少なくしている理由がある場合が多いです。例えば、以下のような理由が考えられます。
- 経済的に余裕がある
- サークル活動が忙しい
- 大学の授業・就活が忙しい
自分のバイトよりも大事なものがあると態度で示しているから、「引き止めるだけ無駄だ」と判断され、比較的円滑な退職につながりやすくなります。

シフト週4で出ている人はバイトを辞められないの?
基本的には退職できます。「勉強が忙しいので、2週間後に辞めます」と言えばOKです。
「え?1か月前に言わないと退職できないはず」と言う人は以下の記事を参考にしてください。
法的には2週間前で問題ありません。
民法第627条には「雇用の期間に定めがないときは、解約(=退職)の申入れから2週間が経過すると雇用契約が終了する。」とあります。 労働相談Q&Aより引用
しかし、シフトに多く出ている人が辞めると「店が回らなくなる」という理由で退職させない職場もあります。
週4の人が辞めると、代わりに店長がその分シフトに出ないといけないからです。経営自身が労働法のことを知らない場合があるので、相談するだけ無駄な場合があります。

経営者が人手不足を招いているのだから、バイトには責任がない。
交渉しても、バイトの意見なんて話を聞かない上司はいます。なので最初からシフトを減らして辞められるようにしておきましょう。
自分のシフトを前もって伝える人
大学生がアルバイトをする場合、前期・後期の授業があり、そのスケジュールは事前に決まります。
授業のスケジュールが確定次第、それを最優先してアルバイトのシフト希望を提出することが重要です。
例えば、1ヶ月以上先まで授業で入れない日をシフト希望に書き込んでおくことで、上司はスムーズにシフトを組むことができます。
テスト期間中はシフトに入れない可能性があることを口頭で相談しておくことも有効です。
大学の授業スケジュールは基本的に変更されることが少ないため、1度確定すればそれを基準にシフトを調整できます。

講義のスケジュールが決まったら、シフトを入れてしまえばいいのよ。

講義が3つもある日はバイトに出れないと最初から言っておこう。

出れない曜日と出られる曜日がわかっていれば、シフトも組みやすいぞ。
2ヶ月以上先のシフト希望で水曜、木曜、金曜に継続的に「×」(出勤不可)と記載されていれば、上司はこれらの曜日は「授業などで出勤は難しい」のだと理解できます。
このようにシフト希望を通して自身の優先順位を示すことで、「あくまで私は大学の授業を最優先しています」という意思表示になります。
自分のシフト通りに出ている人は「授業が大変だから辞めたいです」と言えば、「いつもの様子を見れば、やはり授業優先なのだな、仕方ない」と上司は考えます。
就活を優先する人
就活と言っても多くの種類があります。
- 公務員
- 教職試験
- toeicの勉強
就活が忙しくなる時期は大学3年生・4年生です。就活を理由に退職する人もいます。
私の職場にいた大学生も就活を理由に3月いっぱいで退職しました。引き止めにあっていません。
その大学生のケースを紹介します。
- 3年生・1月週4から週2のシフトに変更(公務員試験に集中したいから)
- 3年生・春休みシフトは週2のまま
- 3月10日退職の話をする(公務員試験に集中したいから
- 3月25日トラブルなく退職。

シフトを減らす理由と退職する理由が一緒だと効果的よ。
シフトを減らしている人はすんなり退職できます。シフトを減らす理由としては、就活がよく挙げられます。
就活を優先したいと言えば、シフトは減らせます。特に3年生になれば就活の時期です。バイトよりも就活の方が大事だからです。
説得しても週1や週2のシフトだから、引き止めても仕方ないなと諦めます。

就活を理由にシフトを減らして、同じ理由で退職しちゃえばいいの。

就活はバイトより優先されるからね。
サークル活動を優先する人
サークル活動に力を入れていて、週2の人がいます。
- 登山グループに参加している人
- 旅行サークル
- イラストサークル
登山サークルの人と私と一緒に働いた経験あるけど、 週2で大変そうでした。
授業+登山+バイトだから忙しいです。店長も急なシフト変更を頼んでも無理だと考えていました。
なぜならシフト表で「×」の日にラインをしても返信がないからです。登山している時に、その人は登山に集中しているから、返信しません。
サークル活動に集中している人はバイトよりもサークルの方が上です。なぜなら、シフトが週2だからです。
サークルを優先する人が「サークルとバイトが両立できないので、辞めます」と言えば、店長は納得します。
シフトを減らして、頑張ろうと言っても週2を減らすのは週1にするぐらいです。手段がないから、円満に退職できます。
家の都合を優先する人
正月に地元に帰る人です。 バイトだろうと正社員だろうと正月に帰省できます。
家の集まり(正月・お盆)を重視するなら家庭なら、大学生は家へ帰った方がいいです。
なぜなら、大学生と親なら親の方がまだまだ強いからです。
「うちの家は正月に帰ることになっている。家の決まりなんです」 と言いましょう。
コンビニは365日やっているから、店長が「正月も出ろ」と言われても出ない人は出ません。
シフトを決める時に、1か月ぐらい前に「12月30日から1月3日まで出れません」とシフトに「×」を書いておきましょう。
家の都合を優先している人が辞めたいと言っても、あんまり引き止められません。
「シフトが苦しいから、休む前に代わりの人を見つけろ」は無視していいです。 出られる人を確保しておくことが経営者の仕事です。
まとめ:店に対する貢献を減らせばいい
バイトよりも優先していることをシフトで示すことが大事です。いくら口で「私は就活を優先します」と言って、週5のシフトだと「バイトの方を優先しているね」と周りの人に思われます。
シフトを増やしたり、店の都合を優先する人は退職する時に引き止めにあいます。
だからね、自分が決めたシフトを優先しましょう。具体的には授業・就活です。出られない日は出れませんと前もってシフトに「×」を書けばいいです。
記事のおさらい
- 授業のスケジュールが決まったら、授業を優先してシフトを組む
- シフトを減らせば、引き止めにあわない
- シフトを減らした同じ理由で退職したいと言えば、引き止めにあわない