読書を始める人が簡単な本を選ぶべき3つの理由

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  • 読書を習慣にしたい
  • もっと本を読めるようになりたい
  • 効率よく本を読みたい

「自分には読書は向いてないのかも」そう落ち込む必要は全くありません。読書が続かない理由は、あなたの能力ややる気のせいではないんです。シンプルに、「読む本を間違えている」だけです。

簡単な本を選んでしまえば、本を読めるようになります。

いきなり難しい専門書や、分厚い古典に挑戦して挫折してしまうのは、ごく自然なことです。それはまるで、ゲームのチュートリアルをスキップしていきなりラスボスに挑むようなもの。

読書には、知識や経験値が必要です。しかし、その経験値は、最初から持っていません。簡単な本を読むことで、少しずつ、確実に積み上げていくことができます。

この記事では、読書経験ゼロでも大丈夫です。

誰でも楽しく続けられる「簡単な本」から始める読書習慣についてお伝えします。

簡単な本を選び3つの理由

「簡単な本」は誰でも読めるように作られている

多くの入門書や啓発書は、読者がその分野の知識を全く持っていないことを前提に作られています。

専門家が自分の知識をひけらかすためのものではなく、むしろ「知らない人」に寄り添い、分かりやすく伝えることを目的としています。

たとえば、「中高6年間の世界史が10時間でざっと学べる」といったタイトルの本はその典型です。専門用語を極力避け、地図やイラストを多用して書かれています。

読書に慣れていない人でも、スムーズに内容を理解し、その分野に世界の歴史に興味を持ってもらうために、作者や編集者が心血を注いでいる証拠です。

もし、これが「大学教授向けの超難解な世界史論」だったら、どうなるでしょうか?「初心者向け」と謳っていても、ほとんどの人が途中で読むのをやめます。それでは本は売れません。

だからこそ、多くの出版社は、「読者が挫折しないこと」を考えて本を作っているのです。

特に、小学生向けに書かれた本や漫画形式のものはおすすめです。

難しい概念がシンプルに、視覚的に表現されているため、学び始めに最適です。

難しい専門書に挫折した経験がある私も、同じテーマの漫画形式の本を掴むことで、その分野の本が読めるようになった経験があります。

読書は、あなたの知識や経験を増やすだけでなく、新しい世界への扉を開いてくれます。その扉を無理なく開けるための「鍵」が、簡単な本です。

読む技術は一切いらない

読書というと、「速読」「瞬読」「アウトプット」といった、さまざまな読書技術がamazonで調べるといっぱいあります。

読書を始めたばかりの人が、いきなりこれらの技術を習得しようとするのは、RPGの最初のステージでいきなり強力な魔法を使えと言われるようなもの。できるわけがありません。

簡単な本を読むのに、特別な技術は不要です。「ダラダラ読む」ことが許されているからです。

疲れているときや、やる気が出ないときでも、無理なくページをめくることができます。まとまった時間が取れなくても、通勤・通学の電車の中や、休憩時間の10分だけでも十分です。

スキマ時間を有効活用することで、知らず知らずのうちに読む量を増やすことができます。

読書経験が少ないうちは、「読まなければ」と考えること自体がプレッシャーになり、やる気が出ない原因になることもあります。そんな時は簡単な本を、ただただぼーっと眺めるだけでも構いません。

そうすることで、読むことへの抵抗感が薄れ、いつの間にか読書が苦にならない、自然な習慣になっていくはずです。

何度も同じ簡単な本を読み返すのも効果的です。繰り返し読むことで、その本の内容や言葉に慣れ、全体の流れがより深く理解できるようになります。

読書は、誰かと競争するものではありません。自分自身のペースで、ゆっくりと、そして着実に楽しむことが大切です。

無料の宝庫、図書館を活用しよう

「でも、自分に合う本が見つかるか不安」という心配は無用です。図書館には、初心者向けの簡単な本が、驚くほど大量にあります。図書館なら1万冊以上本を借りることができます。

もし、せっかく借りた簡単な本が読めなかったとしても、気にする必要はありません。

単にその本との相性が悪かっただけです。相性が悪かったら、次の本を探し続けましょう。

何しろ、無料で借りられるのですから、リスクはゼロ。1冊ダメなら、また次の本を借りればいい。

図書館で10冊借りれば、その中にきっと「読める本」が1冊ぐらいは含まれています。

読書の入り口は、誰にとっても開かれています。まずは一歩踏み出し、簡単な本を手に取ってみましょう。

目的は「読みながら」見つけよう

読書を始めるにあたって、「なんのために本を読むのか?」という目的を厳密に決めなければならない、と考えていませんか?

「TOEIC800点を取るために英語の勉強法を読む」といった、具体的で明確な目的を持つことは、もちろん素晴らしいことです。

しかし、読書の本当の面白さは、最初に決めた目的から外れたところに発見がある、という点にもあります。

多くの人の読書の目的は、「コロコロ変わる」ものです。

たとえば、公務員試験のために世界史を勉強していた人が、読んでいるうちにその面白さに気づき、試験とは関係なく世界史の本をどんどん読む、といったこともあるでしょう。

最初に立てた目標通りに読書を続けることができる人は、少ないでしょう。私も就活を目標に読書をしましたが、就活と関係ない本ばかり読んでいます。

目的をカッチリと決めてしまうことには、弱点もあります。それは、まるでインターネットで特定のキーワードを検索するように、「知りたいこと」しか知ることができず、それ以外の素晴らしい情報を見逃してしまう可能性があることです。

せっかく読書を始めるのだから、やる目的を考えておきたい。

今「なぜ読書をしないといけないか」という問いに答えが出ないのなら、その問い自体を一旦脇に置いてみましょう。「やる気は『やった後に出る』」からです。

まずは、目的を考えず、ただ面白そうだと感じた簡単な本を手に取ってみましょう。

最初は漠然とした興味でも、読み進めていくうちに「もっと知りたい」という知的好奇心が芽生え、それがやがて具体的な目標に変わっていくこともあります。

読書を始める理由や興味は、その時の気分や状況によって自然と変化していくものです。

最後

簡単な本から読めば、読書を負担なく始めることができます。なんでもそうですけど、始めて続けることが1番大変です。

ハードルを低くしてやることが大事です。目的や技術は気にせず、まずは図書館で面白そうな本を選んでみましょう。

この記事のおさらい
  • 初心者向けの入門書は、読者に知識がないことを前提に書かれいる
  • 読書経験がなくても、読む技術がなくても読める
  • 読む目的は深く考えなくていい
  • 選んで読めなくても大丈夫。
  • 簡単な本は図書館にいっぱいある
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